初心者におすすめ!金の投資方法とは?

金投資を始めようと思ったがその投資方法や投資するべきを悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか?

金投資方は商品の幅が広く、初心者の方でも手軽に始められるものが多く揃っています。

しかし、投資目的や金投資の活用方法の認識を誤ったまま投資を始めると大きな損失を生みかねません。

そこで今回は金の投資方法に加え、金投資の注意点やリスクについても解説していきます。金投資初心者の方必見です!

金投資とは?


金投資とは、金が投資対象の商品に投資をすることです。金投資と聞くと金の延べ棒を購入して保管することを想像するかもしれませんが、金投資の投資方法は実に多種多様です。

まずはこの投資方法をご紹介する前に、金の大きな2つの特徴について解説していきたいと思います。

金の特徴①価値がゼロにならない

金は埋蔵量に制限があり、非常に希少性が高い鉱物です。

そのため金は金自体に高い価値がついており、この価値が無くなることはありません。

他の投資商品はというと、例えば株式や債券は発行元が破綻するとただの紙切れになりますし、通貨も国が破綻すればその価値は無くなりますよね。

このように価値がゼロにならないことは金の特徴であり、投資をするうえで大きなメリットなのです。

金の特徴②有事に強い

有事の金という代名詞があるように、金は不測の事態になると人々に購入される傾向があります。

政治や経済の混乱、戦争や紛争などと世界の情勢が不安定になると人々は不安を感じ始め、避難先として金を購入し始めます。

よって世界中のお金が金に集中し、金の人気が高まって価格が上昇傾向になるのです。

実際に2001年に発生した全米同時多発テロや2008年のリーマンショックなどでは、金の価格が一気に上昇しました。

また、最近ではコロナウイルスの感染に伴い世界中の株価が下落したのに反して、金の価格だけは上昇しました。

下記のグラフはコロナウイルスの影響を受けた際の金価格の推移です。


(引用:ZAI)

金の特徴を理解したところで、続いては金の投資方法をご紹介します。

初心者におすすめ!金に投資をするならこの4つ


今回は金投資初心者の方におすすめする下記4つの投資方法をご紹介します。

  1. 純金積立
  2. 投資信託
  3. 金ETF
  4. 金先物取引

1.純金積立

純金積立とは、毎月金を一定額購入し続ける投資方法です。

毎月一定額の支払いなので無理のない範囲でコツコツと投資ができるので、計画的に少しずつ投資を始めたいという方にはおすすめな商品です。

純金積立は毎月決まった額の金を購入するので、金の価格が高いときは少量の金を、安いときは多くの量の金を額に応じて購入することができます。これにより、金の価格が平均化されて価格変動のリスクを軽減することができますよ。

また、純金積立は取引会社が基本的に金の管理を行うので、自宅保管の心配も必要ありません。

2.投資信託

投資信託とは、投資家が出資した資産をプロのファンドマネージャーが代わりに運用する方法です。

この運用で利益が出た際に、投資家に配当として出資額に応じた配当金が付与されます。

投資信託は自分の代わりに専門家によって資産運用されるので、投資知識がない初心者の方でも簡単に始めることができますよ。

また、投資信託には100円~の商品もあるので気軽に投資することができるのも魅力のうちです。

ただし運用を担ってらえる分、管理費などの諸手数料が他の投資方法よりも必要になる場合があるので注意してください。

3.金ETF

金ETFは証券取引所に上場している投資信託商品ですが、株式のようにリアルタイムで売買することができる、いわば株式と投資信託を組み合わせたような投資商品です。

金ETFは取引時間内であれば何度でも取引が可能なので自分の希望金額で金の売買ができます。さらに、金の価格はリアルタイムで確認できるので、損失を阻止することができるのも特徴ですよ。

ただし金ETFは投資信託と比較すると最低投資額が高額に設定されている場合がほとんどで、相場は5,000円~と少し投資費用が弾みます。

それでも売買手数料や保管費用は抑えられるので、比較的手軽に始めることができる金融商品です。

4.金先物取引

先物取引とは、将来の売買取引を現時点で約束することです。

金先物取引では、金の取引価格/数量と取引日程を現時点で決め、約束の日が来たら約束金額と金を取引します。

利益/損出は約束時の価格と現時点の価格の差になります。

金先物取引の特徴は、レバレッジをかけて取引することができることです。

レバレッジにより、少額の必要証拠金の何倍もの額で取引ができるので、その分想定取りに金の価格が動けば大きな利益が見込めます。

このように資金効率は非常に良いですが、その分損失のリスクも同じくらい大きいことには注意しましょう。

金先物取引を行う場合は必要証拠金以上の損失が出ることも覚悟して、余裕を持って投資すすことをおすすめします。

金投資を始める前に知っておくべき2つの注意点


これまで金投資の方法について解説してきました。

金投資は以外にも多様な金融商品があり、初心者でも手軽に始めることができることを理解していただけたと思います。

しかし実際に金投資を始める前に、以下2つの注意点については把握しておきましょう。

注意点①成長性が低い

先述した通り、金は不測の事態に価格が急騰します。一方で、普段は価格変動がほとんどなく、10年、20年で数倍になる程度です。

つまり、短期間で利益を出したい人には向いていません。金投資をしても現時点の懐が潤うことはほとんどないので、儲けることを目的にするには少し物足りないでしょう。

注意点②キャピタルゲインがない

金は保有しているだけでは利子や配当を得ることができません。売却時に初めて利益が出るので、定期的に利益が欲しいという方には向いていません。

また、利子や配当が出ない分、金投資は売却のタイミングが鍵になってきます。

初心者の方にとってこの見極めは少し難しいかもしれません。金投資にはある程度の知識が必要となりますが、その時間と手間が惜しい方は投資信託など資産を専門家に預けてみると良いでしょう。

金投資に向いている人


結論から述べると、金投資は長期的に資産を守る目的で運用したい人に向いています。

金は長期的に見て価格が下落する可能性は極めて低いとされています。これは金の希少価値が由縁です。価格の上昇が見込めるので、長期保有をするには最適な金融商品でしょう。

また金は市場の影響を受けにくく、株式や債券投資などと対照的な動きをするとされているので、この値動きの特徴を活かして運用するのもひとつです。

株式や債券など他の投資商品で損失が出た時のために、金投資でリスク分散をすることで、資産保護に繋がります。

このように金投資は長期的に自分の資産保護を目的に活用すると良いでしょう。

まとめ

今回は金投資初心者の方に向けておすすめの投資方法や金の特徴について解説しました。

金投資は初心者の方でも比較的手軽に始めることができますが、目的や投資期間などをしっかり定めた上で投資することが大切です。

先走ってしまうと大きな損失やコストが発生しかねないので、金の注意点やリスクも確認してから投資を始めましょう。